本記事はこんなお悩みをお持ちの方向け
・パーソナルトレーナーになるには資格が必要なのか知りたい
・パーソナルトレーナーの資格なしでトレーナーになれるか不安
・パーソナルトレーナーの資格をとるか迷っている
- パーソナルトレーナーになるのに資格はいらない?
- パーソナルトレーナー資格の重要性
- 資格なしからパーソナルトレーナーになって苦労した話
- これからパーソナルトレーナーになる人はどうしたら良いか
- おすすめの資格と取得方法
本記事では「パーソナルトレーナーに資格は必要なのか?」というテーマを解説します。
本記事では私の実体験も交えながら、トレーナーの資格の重要性についてまとめていきます。
【プロフィール】
- 4年制体育大学卒業
- パーソナルジム入社⇨ブラック企業で疲弊
- パーソナルトレーナー転職成功⇨高待遇パーソナルジムへ
- 実体験をもとに「パーソナルトレーナーのリアル」運営
- 他の人では語れないパーソナルトレーナーのリアルな現実を暴露
パーソナルトレーナーになるのに資格はいらない?
パーソナルトレーナーの仕事は資格が必須ではない
パーソナルトレーナーの仕事は資格が必須ではありません。
パーソナルトレーナーの仕事は、国家資格がないとできない仕事ではないためです。
そのため、極論ですが未経験の人でも今日からパーソナルトレーナーを名乗ることも可能です。
国家資格がないとできない仕事の例
- 医師
- 公認会計士
- 税理士
- 弁護士
- 行政書士 etc…
パーソナルトレーナーの仕事はこれらの仕事とは違うため、資格なしでもパーソナルトレーナーとして活動することができます。
実際、資格を持っていないトレーナーも少なからずいる
パーソナルトレーナーの資格を持っていないで活動しているトレーナーは少なからずいます。
実際に私が働いていたパーソナルジムでも、数人は資格なしで活動していました。
しかし、資格なしで活動しているトレーナーにはいくつか特徴があります。
資格なしで活動しているトレーナーの特徴
- ボディメイクの大会入賞者など、自分の実績を持っている
- SNSでの発信もしており、自分に集客力がある
- フリーランスなど、自分のお客様を獲得している
このように、資格なしで活動しているトレーナーの多くは資格に代わる自分の武器を持っています。
これらの武器がどのように活きるのか解説します。
- 武器1:ボディメイクの大会入賞者など、自分の実績を持っている
- 武器2:SNSでの発信もしており、自分に集客力がある
まずは上記の2つの武器です。
これらの武器を持っていると、就職で有利に働きます。その理由は、企業が実績や集客力のある優秀なトレーナーを集めているからです。
近年パーソナルジムは急速に増えており、各社がブランド力を上げたり他社と差別化することに注力しています。そのブランド力・差別化で必要なのがまさに「トレーナーの質」なのです。
トレーナーの質はこんなふうにブランド力になっている!
- ボディメイクの大会入賞者のみのトレーナー陣
- トレーナー全員が米国資格保有者
- 圧倒的実績を誇るトレーナー陣
パーソナルジムのHPで上記のような文言を見たことがあるのではないでしょうか?
このように、パーソナルジムを運営している企業は優秀なトレーナーを採用したいため、実績を持っている人は採用されやすいです。
- 武器3:フリーランスなど、自分のお客様を獲得している
自分のお客様を持っているパーソナルトレーナーにとって、資格の重要性はかなり低いです。
その理由は、資格よりも自分に魅力を感じてお客様がついてくれているからです。
実際に比べてみましょう
下記の2人のトレーナーがいた場合、どちらのトレーナーから指導を受けたいと思うでしょうか?
- 資格を持っている無名のトレーナー
- 資格は持っていないけれど業界で有名・実績もある人気トレーナー
おそらく多くの方が後者を選ぶのではないでしょうか?
このように、自分にお客様がついているということは資格以上の魅力を感じてくれている事が多いです。そのため人気のあるフリーランストレーナーは資格がなくても活動していくことができます。
注意点
フリーランスのトレーナーは、資格を持っていなくても高いレベルの知識や集客力を持っている事が多いです。だからこそ資格以上の魅力を感じてもらえます。そのため、資格を持っていなくても稼げるからと言って、未経験の方が安易に仕事を辞めてフリーランスのトレーナーになるのはおすすめしません。
それでもこんな人は資格の取得がおすすめ
ここまで、以下の2つのポイントを解説しました。
- 資格はなくてもパーソナルトレーナーとしての活動はできる
- 実際に資格なしで活動しているトレーナーもいる
しかし、私はそれでも資格の取得をおすすめします。
特に資格の取得をおすすめしたいのは以下のような人です。
- 自分に実績や集客力がない
- 完全未経験からパーソナルトレーナーになりたい
この記事を読んでくれている多くの人がこのような状況ではないでしょうか?
このような方は資格を持っていると、さまざまなメリットがあります。
次のパートでパーソナルトレーナー資格の重要性について解説します。
上記の内容に当てはまる人はチェックしましょう。
パーソナルトレーナー資格の重要性
- 自分に実績や集客力がない
- 完全未経験からパーソナルトレーナーになりたい
こんな人は資格をとるのがおすすめだと解説しました。
その理由は、パーソナルトレーナー資格で様々なメリットを得られるからです。
パーソナルトレーナー資格が重要な理由は以下の3つ
- パーソナルトレーナーの飽和により資格の重要性は増している
- 未経験だと資格で就活が有利にある
- 将来的に活かせる武器になる【心の安心】
それぞれ解説していきます。
パーソナルトレーナーの飽和により資格の重要性は増している
資格がなくてもトレーナーの活動ができるということから、トレーナーの数はとても増えてきている印象を受けます。
そこで重要なのが差別化です。
- 自分は他のトレーナーと何が違うのか
- 自分は他のトレーナーよりも何で優れているのか
という強みを持つ必要があります。
そして、資格はこの強みの1つになります。これからトレーナーとしてキャリアを築いていきたい方は、資格を持っておいて損はないでしょう。
未経験だと資格で就活が有利になる
資格を持っていることで、就活が有利になります。
実際、未経験の人はアピールできるできることがほとんどないはずです。
私自身も未経験の時は、アピールできることが少なく苦戦しました。
そこで資格を持っておくことで、未経験のライバルの中でも頭ひとつ抜けることになります。
企業としても資格を持っているトレーナーを雇うことでブランド力も上がるため、未経験の人には特に資格取得をおすすめします。
将来的に活かせる武器になる【心の安心】
少し意外かもしれませんが、パーソナルトレーナー資格があることで心の安心にも繋がります。
その理由は、就職が簡単になるためです。
例えば、入社したパーソナルジムが自分と合わなかったとしましょう。
資格を持っていない場合の心の状況
- 仕事きついけれど、他で雇ってもらえないだろうから辞められない…
- ブラック企業だけど資格なしで雇ってもらえただけでも良いか…
資格を持っている場合の心の状況
- 思ってた職場と違うから、他のパーソナルジムに応募してみようかな
- 資格もあって実務経験もあるから、他でも雇ってもらいやすいし辞めても大丈夫だな
このように、資格を持っているのとそうでないのでは、就職してからの心の安心感が違います。
自分が他でも雇ってもらえるような市場価値の高い人材になりたい人は、資格の取得がおすすめです。
資格なしからパーソナルトレーナーになって苦労した話
私自身が未経験・資格なしからパーソナルトレーナーをはじめて、様々な苦労をしてきました。
このパートでは私の実体験を解説していきます。
パーソナルトレーナー未経験・資格なしだと全然採用されない
未経験・資格なしの状況だと、なかなか採用してくれませんでした。
特に書類選考の時点ですぐに落とされます。
私は体育系の大学に通っていたのですが採用してもらえず、パーソナルトレーナーの就職はなかなか厳しいなと痛感しました。
それくらい有名パーソナルジムは狭き門だと言えます。
やっと採用されたパーソナルジムがブラック企業
やっとのことで採用されたパーソナルジムは待遇が良くない、いわゆるブラック企業でした。
私はトレーナー歴1年という実績を作るために1年は在籍しようと決めていましたが、私が勤務していた1年の間にスタッフが何人辞めたかわかりません。
早く辞めたい気持ちと、自分が他社では採用されないのではないかという不安の気持ちが大きかったです。
パーソナルトレーナー経験を武器に優良パーソナルジムへ入社
ブラック企業のパーソナルジムに勤めて1年経たないくらいで、別のパーソナルジムへの転職活動を始めました。
私の武器にしていたい経験は以下の通り。
- パーソナルトレーナー歴1年
- Instagram運用(トレーナーとしての内容)フォロワー2000人程度
意外にも、トレーナー歴があると資格の有無はそこまで影響なく、転職活動を進められました。
私が入社できた優良パーソナルジムは、特にSNSの発信力を評価してくれました。私の経験からも、パーソナルトレーナーとして活動していきたい方はSNS(特にフィットネス系のテーマはInstagramが有力)を伸ばすのがおすすめです。
このようにして、1年のブラック企業勤務から優良パーソナルジムへの入社ができました。
これからパーソナルトレーナーになる人はどうしたら良いか
ではこれからパーソナルトレーナーになりたい人は何から始めたら良いのでしょうか?
結論は以下の通り。
- 金銭的・時間的に余裕があれば資格の取得を試みる
- 余裕がない人はまずは応募してみる
それぞれ解説します。
金銭的・時間的に余裕があれば資格の取得を試みる
やはり資格を取得して就職・転職活動を始めるのが王道であり、最短のルートであると言えます。
実際に私自身、資格なしでトレーナーになったせいで1年間ブラック企業で時間を無駄にしました。転職が上手くいったのもSNSの実績が大きいので、SNSをやっていなかったらどうなっていたかわかりません。
資格を持っていれば、一発目の就職から優良企業への入社が狙えます。そのため、金銭的・時間的に余裕がある方はまずは資格の取得がおすすめです。
余裕がない人はまずは応募してみる
金銭的・時間的に余裕がない人は、まずは応募をしてみて就職・転職活動に挑戦してみるのもアリです。
しかしここまで説明してきたように、優良企業の入社はとてもハードルが高いです。かと言ってブラック企業への入社は避けてるようにしたいです。
資格なしで就職・転職活動を始める時の注意点は次のパートで解説します。
資格なしでパーソナルトレーナーを始める時の注意点
資格なしでパーソナルトレーナーの就職・転職活動を始める時は、ブラック企業への入社を避けるようにしましょう。
そのためには、求人情報でブラック企業を見極める必要があります。
ブラック企業を見極めるために見ておきたいポイントは以下の5つ。
- 単価(高い方が◯)
- 店舗数(多い方が◯)
- 未経験OK(書いてない方が◯)
- ジムの内観(良い方が◯)
- 試用期間(短い方が◯)・インセンティブ(ある方が◯)
ブラック企業を見極める方法については以下の記事で詳しく解説しているため、気になる方はあわせてご覧ください。
おすすめの資格と取得方法
おすすめのパーソナルトレーナー資格2選
おすすめのパーソナルトレーナー資格は以下の2つです。
- NSCA-CPT
- NESTA-PFT
この2つはパーソナルトレーナー資格の中でも王道の資格と言えます。
おすすめな理由は以下の2つです。
- 認知度が高く持っている人が多い
- 比較的取りやすい資格である
この2つの資格は認知度が高く、持っている人も多いため取っておいて間違いないと言える資格です。また難易度的にも取りやすいというメリットがあります。
おすすめの資格については、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はあわせてご覧ください。
パーソナルトレーナー資格の取得方法
パーソナルトレーナー資格の取得方法は主に以下の2通りがあります。
- 独学で学ぶ
- パーソナルトレーナースクールで学ぶ
それぞれメリット・デメリットを解説します。
独学で学ぶ
独学のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- スクールよりも費用が安い
- 自分のペースで学習を進められる
デメリット
- 資格取得まで時間がかかる
- 就職活動で苦戦する
- 未経験からだと不安が大きい
- トレーナーに必要な実技などの知識が手に入らない
- トレーナー転職できても、その後も大変
独学だと費用が抑えられ、自分のペースで勉強が行えます。一方で資格取得まで時間がかなりかかってしまうことや実技などの知識が手に入らずに就職してから大変になるというデメリットもあります。また、どこまで勉強したら合格するのかというのもわからない事が多く、様々な面で不安に思うことが多いです。
パーソナルトレーナースクールに通う
パーソナルトレーナースクールのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 短期間でトレーナー資格が手に入り、トレーナー就職できる
- 専門学校に行くよりもコスパが良い
- オンラインでも受けれられるため忙しい社会人も可能
- 短期間でトレーナーに必要なスキルが手に入る
- 完全未経験でもトレーナー転職ができるまでサポートがある
デメリット
- 校舎が近くにないと通うのが厳しい
- 独学に比べて費用が高い
パーソナルトレーナースクールは独学よりも費用がかかってしまうのがデメリットにあげられます。一方で短期間でトレーナー資格が手に入り、就職までできてしまうのが強みです。専門学校に行くよりも短期間で済む上に料金も抑えられるため、これからパーソナルトレーナーになりたい方におすすめのサービスです。
パーソナルトレーナースクールと独学を比較している記事もあります。
比較検討したい人は以下の記事もぜひご覧ください。
まとめ:資格取得が実は近道
今回は以上にします。
ここまで「パーソナルトレーナーの資格はいらないのか?」というテーマを解説してきました。
本記事の結論は以下の通り。
私自身の実体験からも、パーソナルトレーナーとして雇われるためにはかなり重要になってくると考えています。
ぜひ参考にしてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!